授乳中のままにとって

おっぱいが痛いこと、、

とても憂鬱な重要事項です。

母乳外来をしていると

乳腺炎でいらっしゃるママ達に

共通してみられることがあります。

まず、時期

一番多いのが

2-3か月

7-8か月

この時期が7-8割

以上占めている

というのが私の実感です

(統計をとったわけでは

ないですが)

2-3か月は

ママ達が産後育児に

必死で取り組んできて

少し慣れてきたので

緊張が取れて

疲れの出る時期

生活のほぼすべての時間

もちろん夜間も含め

赤ちゃんのために

使っているんだものね

あと、

赤ちゃんもこのころ

急激な脳の発達があり

おっぱいより外への興味が

大きくなって

飲む量が減ったり、

まとめて飲むようになったため、

夜間の授乳時間があくように

なります。

おっぱいの濃度や性状は

ママの体調や

食べたものにって繊細に変化するから

少し粘度の増したおっぱいが

長時間乳房の中に停滞することで

細菌が発生しやすくなり

乳腺炎の原因になります。

よく聞くのは里帰りから

自宅に戻ってきて

忙しかったとか

眠れなかった

引っ越しで大変だった

などなど

環境の変化があった時です。

または

焼肉をたくさん食べちゃった。

ケーキを食べました

なんてこともあります。

食べたらだめではないんです。

そういう乳脂肪分の多い食事は

お乳をサラサラに保つことを

時として妨げるので

そういう食事をとった時は

長時間乳汁を乳房内に

貯留させないように

するとか、

乳房全体をよく観察して

硬結が残らないように

するとかの注意が

必要ということです。

お乳をサラサラに保つには

水分(お茶や水)をとるとか

玉ねぎゴボウなど

土の中に埋まっている

お野菜をたくさん摂るなど

もよいです。

血液サラサラにする

お食事でよいですよ。

(母乳は血液から作られるので)

ゴボウシ(ごぼうの種)や

血液をサラサラにする

ハーブティなんかも〇です。

image

7-8か月頃は

離乳食が始まって

その分お乳を飲む量が

減ってしまい

乳汁が同様に

乳房内に貯留する時間

が長くなるので注意。

また動き回る時期なので

夜はしっかり寝ることも。

この辺りでは

赤ちゃんの様子を見ながら

少しづつ授乳間隔が

あいていき、

自然に分泌量も減っていきます。

乳汁の成分も変わり

栄養というより

愛情としても役割が

強くなっていきます。

そして意外と

知られていないのは

乳首の先の炎症なんです。

白くまあるい点

(白斑)があるとか、

乳首全体がひりひり

少し衣服が触れるだけで

飛び上がるように痛い時、

こんな時には乳首の先に

傷ができていて

炎症を起こしかけている時です。

乳首の先から細菌が

乳腺の奥の方に入り

乳腺が細く閉塞されたりします。

そうすると乳汁が外に排出されずに

長時間乳房内に貯留して

細菌感染を起こす。

乳腺炎の原因として非常に多いのが

乳首の先にある傷なのです。

とは言え

乳首が痛いからといって

吸わせなければ

ますますお乳がたまって

しまいます。

授乳をお休みするかどうかは

非常に難しい問題です。

多くの場合は

乳腺炎がおこってこないか

注意しながら授乳を続行します。

いつもと違い激しく痛い時には

抗生剤の軟膏をぬって

搾乳しながら直接吸わせるのを

お休みするときもあります。

いずれにしても

あまり痛い場合には

お熱の出る前に

専門家に見てもらうのが

よいかもしれませんね。

乳腺炎を繰り返す人は

自分の乳腺の状態や

パターン

詰まりやすい場所を

徐々に熟知していき

早めの自分なりの対処法を

身に着けていかれる方が多いです。

ちょっとお乳が痛いと思ったら、

まず

その部分の圧迫授乳

それでも取れなければ

自己搾乳

(痛い部分のみ

搾りすぎは要注意)

それでも取れなければ

注意しながら悪化しないか

観察しつつ様子見る

ちょっとやばいと

感じたら

早めに専門家へ

母乳をセルフケアが

重要なのです。

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