先日帝王切開になった方

とにかく痛いのが嫌い

そして非常に怖がり

(安心してOK

みんなそうなの)

最初の直母で

痛みがインプットされてしまうと

その後の授乳に

影響を与える。

最初が肝心

人それぞれのペースが

あるのだ。

彼女は私が少し乳首を

触れるだけで

(本当にそっと触れたのよ)

大きな絶叫をあげた。

すこしずつ少しづつ

時間をかけて乳首を

つまみながら

乳首に触れることになれて

ていただくのだ

少し慣れれたころ

初めておっぱいをあげてみる

幸い赤ちゃんものすごく

吸啜意欲のあるお子さん

しかし、

子の吸啜意欲が

逆に吸われることへの

恐怖心を植え付けることがある

最初の一口

「きゃあ~!!」

と大きな悲鳴

そこですぐに

乳首をはずす。

でも2-3日目には

確実におっぱいが張ってきて

乳首が硬くなり

さらに吸われるのが痛くなる

だからこそ

おっぱいが張り出す前に

赤ちゃんが乳首を

吸うことに

なれなければいけない

彼女はまだ術後の痛みで

おっぱいを吸わせる余裕はない

赤ちゃんを

お部屋に連れてくるのが

ちょっとつらそう。

しかし必ず1-2日後には

おっぱいが張ってくることへの

痛みで苦しむはずだ

今のうちに

慣れておいてほしい。

だから、何度か彼女に

たづねる。

「もう一度トライして

いいですか」

少し顔が曇る

「やっぱり

やめときましょうか」

「すみません・・・」

いいんです。

ごめんね。

こちらの思いで

無理をさせちゃうところでした。

乳首が痛くて

苦痛なんですよね

おなかの傷が痛くて

まだオッパイする

気にならないんですよね

「それでは寝たままで

よいので

乳首をマッサージして

おいてくださいね・

乳首は刺激に

なれさせることが

大切なんですよ。

乳首が軟らかくなれば

赤ちゃんも吸いやすくなるし

痛みもなくなってきますよ。

また、あと1-2でおっぱいが

出てきます。

おっぱい出てきたら

乳首の痛みもましになりますよ」

それから2日後の勤務

彼女は劇的に変わっていた

長い時間

吸わせられるように

なっておいた。

また、夜中も

頑張って授乳してくれた。

「かわいい、かわいい」

を連発。

おっぱいを出すために

私のマッサージも

顔をしかめながらも

じっと我慢。

あんなに痛いのが嫌いで

どんな痛いことをするのか

肩に力が入り

触るか触らないかで

悲鳴をあげていたのに

女性は子供を産むと

強くなる。

我が子のためなら頑張れる。

ただその成長のペースは

人それぞれ違う

最初のかかわりは

大切だと思う。

彼女の初めの一歩を見守れて

支えられてよかった

だって

母乳育児は母としての

自信につながるから

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次
閉じる